<オメガ3って呼び方がたくさんある>
オメガ3という言葉を聞いたことがない人も多いと思います。しかし、一度ネットで「オメガ3」を調べると様々な表記がされていると思います。
「オメガ3」「オメガ3脂肪酸」「オメガ3系脂肪酸」「ω-3」「Ω3」「omega-3」「n-3系」「n-3系脂肪酸」・・・・などなど、様々な表記がされているので、どれが正しいの?と思ってしまうこともあると思います。
でも安心してください。これら全てオメガ3のことを表しています。それぞれの呼び方にはそれぞれ理由があります。

<オメガ3、オメガ3脂肪酸、オメガ3系脂肪酸>
オメガ3系脂肪酸のことをこのように表記することがあります。要はどこまで略しているかの違いですね。

<ω-3、Ω-3>
これはオメガの別表記になります。お手元のパソコンや携帯電話で「オメガ」と打つと、「ω」「Ω」の変換が出てくると思います。サイトによってはこれら「ω」に「脂肪酸」を加えて「ω-3系脂肪酸」と表記していることもあります。

<n-3系、n-3系脂肪酸>
いきなり「n」の表記が出てきて何のことかわからなくなった人もいると思います。「n-3系脂肪酸」も「オメガ3脂肪酸」と同意義になります。では、なぜ「n-3系」という表記をするのか?
もともと、オメガ(ω)炭素から3番目だからオメガ3と呼ぼれています。
ここで学者によって呼び方が違ったため、「オメガ3」と呼ぶ人と「n-3系」と呼ぶ人で分かれました。生理学者は「オメガ3」と呼んでいましたが、化学系の人たちは「n-3系」と呼ぶ人が多かったのです。ここで元素記号などの専門的な話をしても難しくなってしまうので簡単に説明しますが、化学系の人たちは反対側から数える習慣がありました。つまり炭素(C)の次は窒素(N)であり、Nから3つマイナスしたものがオメガ3だったので「N−3」と表記するようになったのです。
まぁ細かい話は置いておいて、「n-3系脂肪酸」も「オメガ3」と同意義なので、ネットで様々な表記がされていますが、混乱しないようにしましょう。

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